17インチモニタと21インチワイドモニタでの意外な相違点
「意外な相違点」って…大きさ違うやんw
って言われればそれまでなんですけど、一般的な17インチ液晶モニタの推奨解像度はSXGA(1280×1024)。21.1インチワイドモニタの推奨解像度はWSXGA+(1680×1050)ということで、縦の表示領域に関してはわずか26ピクセルの違いしかありません。
僕の計算では、横幅の400ピクセルの違いでツールバーやらメニューやらを表示させることができるので、約1300×1000は丸々フリーな作業場になることになっていました。
事実、Nikon CaptureNXを使う際など、少しでも素材を大きく見ながら作業をしたい画像編集では、これまでにない広々とした空間で作業することができています^^
で、僕の計算ではそこまでだったのですが、ちょっとうれしい誤算が…
撮った写真は、当然スライドショーなどで画面いっぱいに表示させて鑑賞するのですが、これがどう見ても今までより大きく、迫力があるのです。
想像では、縦幅がほぼ一緒なので、アスペクト比の保持される全画面表示ではSXGAとそう差違はないだろうと思っていました。
ところが、この「アスペクト比」。モニタの「横x縦」と写真の「横x縦」では違うんですよね。
SXGAでは5:4。従来のモニタだとだいたいが4:3です。これに対し、ワイドモニタでは16:10となっています。
一方デジカメの場合、コンパクトデジカメだと4:3で従来のモニタと同じ。一眼レフだと3:2となり、ワイドになります。
このことから、画面いっぱいに画像を表示する場合、SXGAモニタでは、コンパクトデジカメ、一眼レフともに縦にスペースが生まれることになります。
具体的に数値で表すと、コンパクトデジカメで「1280×960」での表示。一眼レフだと「1280×857」での表示になるのです。
つまり、SXGAではモニタの横の解像度がネックになり、縦幅が制限されて表示されるのです。
そして、その「横の解像度」を大きく広げる仕様なのがワイドモニタ。WSXGA+になると、縦の1050ピクセルを余すことなく使用できることになります。
こちらも数字に表すと、コンパクトデジカメで「1400×1050」。一眼レフで「1569×1050」となります。
このことから、表示できる面積は、コンパクトデジカメで119.6%の増。よりワイドな画像を持つ一眼レフになると、なんと150.2%に増えるのです。
特に違いが顕著に現れた一眼レフの画像。余っているピクセル数を計算しても、SXGAは縦に167ピクセル。WSXGA+は横に111ピクセルと、ワイドモニタの方が表示領域を有効に使えてるのがわかります。画面自体の大きさももちろん違いますので、実際の見え方はかなり変わるというのがおわかりいただけるでしょう。
モニタを買った初日から、このうれしい誤算に狂喜乱舞していたのですが、ちょっと忙しかったため具体的な数字を出して記事にするってのができませんでした。
今回数字を出してみて、あらためてビックリです。結構違うものですね~^^